未来をつくるkaigoカフェの食支援の勉強会

昨日は高瀬 比左子さんの未来をつくるkaigoカフェの食支援の勉強会に行ってきました。来年から管理栄養士を新卒採用してしまったので、自分も勉強せねばと思い参加。
>>以下自分用メモ。
介護士も歯科医師も管理栄養士も薬剤師も看護師もケアマネさんもSTPTOPさんもできることは限られている。なので、どう連携しどう結果を出すのか。。今回は「食べること生きること〜食べられるまちづくりとは〜」というテーマで、ふれあい歯科ごとう代表の五島先生のお話を伺いました。とても勉強になりました。すごく参加して良かったです。
薬局や保険外の介護保険アイケアユーでも取り入れたいなと思いました。
☆研究会の目的
意識の向上/ネットワーク作成/地域での実践/広める
理学療法士と福祉用具専門員との組み合わせはファンタジスタ!
一度に解決してしまうことも。
在宅の栄養指導→ 結果をプリントして残すことでリピート
・見つける人・つなぐ人・結果を出すこと
→これがまちづくり。
他職種連携するには。
連携って何?
プロがプロの仕事をすること。
スキルとウイル(意志)

共通言語は日本語です。
・他職種だからこそ具体的な言葉。
・他職種に無駄な情報を流さない。

相手が何を求めているかわかりあい、
適切な日本語を用いて伝え合い、
プロがプロの仕事をすること。

その後のテーブルディスカッションでは歯科医師、税理士、特別養護老人ホームの看護師、介護人材派遣会社(グロービス生)の面白い感じのメンバーに恵まれ、みなさんのおかげで非常によい対話ができました。
少しだけ共有。イシューは他職種で連携するにはどんなことが必要か?
連携できない原因は、異常なプライドだったり心の壁だったり、職種の壁だったり、患者を自分のフィールドに囲いたがったりする人。心を亡くすと書いて忙しいと読みますが、忙しさから視野が狭くなってしまう。だから、目的の共有が必要。患者さんを大事にしようと思ってみんな頑張っていることを忘れがち。
また、連携は、連携して終わりではなく、関わり続け行かなければいけない。そのためには、素直さ、感謝、尊敬、疑う。やさしいだけでは支援とはいえず、強くないと続けることはできない。
人に頼ることも大事。自分の力を信用しない。適切に判断して、専門職につなぐ。力を借りることが大事。ネットで調べる時間より、人に聞くことが大事。
夜の勉強会費を出している介護施設もある、自己投資。人に投資できなかったら、何が連携か。
と、そんなことを対話しました。

高瀬さんのまとめもとても良かったです。褒めあったり比べたりするものではないのですが、やることをやる、ひたすら続ける高瀬さんに脱帽です。昨日の新宿の熱い方たちと同じ空間にいると感化されます。昨日もありがとうございました😊
みなさま、お疲れ様でした。


2018 日本在宅薬学会に参加してきたので報告

7/15、16と日本在宅薬学会に参加してきたので報告します。
在宅医療、地域包括ケアシステム、ポリファーマシーをはじめ幅広い発表がありましたが、講演ごとではなく項目ごとにまとめ直してみました。

(なごみ薬局では、学会への参加費を助成しています。薬剤師募集中です!)

◯薬剤師の業務のこれからについて
これまでは、処方せん鑑査→調剤(鑑査)→服薬指導、の流れで完結していた。AIの発達により、これらの業務は今後はロボットでも代替できるようになる可能性が高い。
重要になるのは患者さんが薬を飲んだ後までフォローする事で薬物治療の質を向上させる。例えば薬剤師もバイタルサインチェックを行い、前回処方の妥当性評価、次回処方への提案・処方設計への介入をしていく必要がある。薬剤師の介入により医師の診断に薬学的知見を組み込む。
薬剤師によるバイタルサインのチェックについては賛否あるが2014年に改正された薬剤師法第25条-2を根拠の一つとして、違法ではないと認識されている。
今年度の診療報酬改定で新設された「服用薬剤調整支援料」も薬剤師による処方提案を後押しする材料。

◯ポリファーマシーについて
高齢化に伴いポリファーマシーが問題になっているが、ポリファーマシー対策のアウトカムは何か?薬を減らすことが目的になってはいないか?あくまで患者の健康状態の維持・向上を目的として処方見直し、薬物療法の適正化を行う。アンダーユース(使うべき薬が処方されていない)などの問題もある。「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015」という書籍(本店に一冊あります)に開始を考慮すべき薬のフローチャート、総コリン負荷、SCAP法(クロルプロマジン換算)など載っているため参考にする。薬剤師の役割に言及されいる部分は必読。

◯オンライン服薬指導
以前から過疎地に限り医師によるオンライン診療ができるようになっていたが、ここ2〜3年で国としてオンライン診療を推進する方向に舵を切り、ガイドラインも整備されつつある。今回改定から新たに評価の対象になっている。
それに伴いオンライン服薬指導についても政府の規制改革推進会議が早期実施を提言し、今年度中に愛知県、福岡市の離島、山間部と兵庫県養父市全域で実証実験が始まる。薬剤師の場合は薬機法で服薬指導を対面でおこなうことが義務付けられており、国家戦略特区での実証実験実施ということで、地域は限定する。
また、アメリカではAmazonがネット薬局を買収し話題になっている。

オンライン診療のシステムについて追記。
既にオンライン診療で使われているシステムYaDocは「モニタリング」「問診」「診察」の機能を有する。問診内容は患者の疾患ごとに設定され、バイタルサインと共にスマホ上で入力しておくと医師が診察前にしっかりと患者の症状を把握することができ、データも経時的に確認することも可能。
https://www.yadoc.jp/

◯在宅でのICTの活用
三重県の事例。ICTの活用により夜間救急クリニックや介護関係の多職種との連携強化につながった。
深夜の電話のやりとりに医師がストレスを抱えていたのが導入のきっかけ。電話やFAXを使用せずスマホ等でリアルタイムでの情報共有ができ、多職種間でも気軽に相談できるようになった。
とても有用だが、課題は他の医療機関の参入がないこと。医師が積極的でないと難しい。他の事例で千葉県柏市ではうまくいっているが、こちらは自治体主導で医師会が全面協力している。
発表者のおすすめは帝人ファーマのバイタルリンク。何社か試したが使いやすいとのこと。
https://medical.teijin-pharma.co.jp/zait…/product/vitallink/

以上です。長くなりすぎないよう、省略した部分も多々あります。
質問、疑問がありましたら気軽にお声がけ下さい。

Hさんも参加。感想とスライドを共有します。
地域包括ケアを積極的に推進している地域の講演では、地域を巻き込むリーダーになるのに役職は関係なく、医師、薬剤師、ケアマネージャーなどそれぞれの立場の人が積極的に行動し、計画を推進していた。他職種の連携、協力は必要となるが、行動を起こすのに立場は関係ないことを学んだ。
今回の学会では今後薬局薬剤師がどうあるべきかを、どのようになっていくべきかを考えさせられた。薬局にいてできることは減ってきており、今行っている業務の半分位はIT化されより正確に行えるようになっていき、今までのビジネスモデルでは立ち行かなくなることが目に見えている状況で、薬剤師の強みを活かして医療に貢献していく覚悟が必要と感じた。
以上になります。

勉強会報告:依存症治療について〜薬物依存とプロセス依存〜

7/19に豊島区薬剤師会による研修会「依存症治療について〜薬物依存とプロセス依存〜」に参加しました。
睡眠薬の依存の話を期待していたところ、実際にはそのような話ではなかったのですが、統合失調症や認知症の他 依存症治療も手掛けている精神科医師による興味深い内容でしたので、報告です。

(なごみ薬局では、勉強会の参加費を助成しています。薬剤師募集中です!)

【依存症と精神疾患の一種である強迫性障害は別物】
・強迫性障害:例えば 手洗いや施錠確認等を何度もしてしまう
その行動をしないと不安、している最中は苦しいが行為終了後に安心する
・依存症:大麻、ギャンブル、痴漢など
行為中は気持ちいいが、終わったら後悔・落ち込む

【依存症の種類、原理、ドーパミン関連ワード】
・物質依存症:覚醒剤、大麻、阿片、危険ドラッグ、お酒、タバコ、カフェイン
・行為依存症:痴漢、盗撮、ギャンブル、万引き、露出
・これらにより脳内でドーパミン(三大神経伝達物質の1つで 快感ややる気に関与、通常の生活では 食事・性行為・業務の完了により放出される)が放出される→同じ刺激が続くと、やがて放出されにくくなる=耐性
・ストレス?味?
ストレスがあるからついついタバコを吸ってし
まう→では喫煙中はストレスがないのかという
とそうではない 依存しているだけ
アルコール中毒の人はお酒の味が本当に好きな
わけではない これも依存しているだけ
・時間×量、依存物資×依存体質 で依存形成
・再発、感作
中断後の再開で4〜6倍のドーパミンが放出され
るが、その後はそれほど出ない
・ストレス時にも分泌される

【睡眠薬の依存】
・デパス、ロヒプノール、マイスリー
・アモバンやベルソムラで起こした人(予定より早く再診に来てしまった人)は、このクリニックではいない

【行為依存】
・行為依存症とは、プロセス依存症
ビギナーズラックから始まる
(初めてのギャンブルで大損した人はギャンブ
ル依存症にはならない)
のるかそるかのドキドキ依存症
(満員電車で痴漢行為をする人に風俗を勧めて
も行かない、ガラガラの電車内でもやるのかと
問うとやらないと返答する→風俗は触れるのが
当然だから、ガラガラの車内ではすぐに見つか
るから/満員電車という 見つかるか見つからな
いかの状態でできたという恍惚)
・心:海馬、扁桃体→欲望のアクセル
ビギナーズラックによりここに回路形成
・脳:前頭前野→欲望のブレーキ
飲酒により前頭前野の血流↓
お酒を飲むとラーメンを食べたくなるのは、
この部分のブレーキが落ちただけであり、本当
はいつも食べたい

【ドーパミンの特徴】
・痴漢でも盗撮でも露出でも万引きでも、「バレないように」で始まり「バレるまで」エスカレートしていく
そしてたとえ自分で中断しても、刺激にさらされたなら、ドーパミンは放出され行動化となり、感作される

【行動療法】
・自ら引き金を潰す→「THE TPO」を事前に意志の力で潰しておくこと
例えば盗撮の患者だと、
T:ツール→カメラ(盗撮用品、スマホ)
H:ヒューマン→仲間、ターゲット、親
E:エモーション→イライラ、悲哀、空虚、退屈
(イライラよりも他の3つの感情の方がドーパ
ミンを出したい状況)
T:タイム→休日、通勤時、営業の合間
P:プレイス→駅、公衆トイレ
O:オケイジョン→盗撮、ポルノを観ること
・自ら「二次ブレーキ」をつくる
どんなに努力をしても、年単位の経過の中で、
いつかは「引き金」が引かれる可能性がある
(ex.満員電車は避けてきたけれど…)→こうし
た事実を踏まえて、条件が 揃い「あっ」と意識
にあがった瞬間に何をするか事前に決めておく(ex.満員電車を見たらダッシュで逃げる)

【精神療法】
・専門医による動機づけ面接
・疾患について正確な知識を理解

【心理療法】
・原因論ではなく目的論で生きる
フロイト:原因論(精神分析)
AというイベントがBという症状を作り出す
アドラー:目的論
Bという目的を果たすためにAという症状を
作り出す(ex.学校に行きたくないからお腹が痛
くなる)
なぜ再発したのか?→したかったから、できたから、依存症だから
・自己肯定感について理解する
自己肯定感の低い人は、自分を否定する人を求める(普通自分を褒めてくれる人を求めるが、自己肯定感が低いと、そのダメな自分をダメな人間だと分かってくれる人 つまりお前はダメなんだと否定する人を選ぶ)

なぜ治療が難しいのか?
治りたい(再犯したくない)自分と治りたくない(またやりたい)自分とが同居しているから→人間の行動原理(痛みを避けて快楽を求める)に従って開始する

【最後に】
・人は幸せになるために生きている
例えば「こんな猛暑の中ゴルフに行ってしまった、でもいい汗をかいて気持ちよかったな」→後悔はしていない、幸せになっているため、夏にもかかわらず休みのたびにゴルフに出かけてしまうことは依存症ではない
言うなれば毎日メガネをかけていてもメガネ依存症にならないのと同じ→メガネをかけることで生産性↑、よかったな となる
・「条件付きの愛」の養育環境を経験すると人の心は病んでしまい、成長する過程で 怒りのコントロールができず、仲間に強く依存して、自己破壊的な人間になってしまう

【感想】
依存という暗くてとっつきにくいテーマ、かつ資料皆無の勉強会でしたが、例え話の面白い先生で、実際の診療上での経験談も含めてお話しして下さり、客席からは「趣味も一種の依存症ですか?」(ゴルフのくだり)と質問も出て、会場全体が聞き入っていました。
ちなみに「睡眠薬をなるべくやめた方がいいと分かってはいるけど なかなかやめられない」と言う患者には、アドバイスよりはとにかく共感の意を示すとよいとのことでした。

 

なごみ薬局では勉強会への参加費を助成しています。(なごみ薬局では、薬剤師募集中です!)

旅行介護士医介塾@中野でのライトニングトーク。

旅行介護士医介塾@中野で加藤さんのライトニングトーク。熱い。
介護で旅行は贅沢。保険外でやるしかない。
陽が沈むのを見たらパーキンソンの方も一歩足が前に出るかもしれない。桜をいつか見に行こうと、でもその「いつか」は行動を起こさない限り絶対に来ない。ご本人もご家族も、たった2時間の外出でこんなにも笑顔になることもあります。
人は最期、ゆっくり衰弱していく。だからADL(日常生活動作)は下がっていく。でも、死ぬ直前まで、QOL(生活の質)は上げることができる。長生きしてよかった。そう思ってもらえる人が一人でも多くなりますように。
これは、僕の志でもありますが、最近は祈りに近い。。


なごみ訪問看護ステーション、なごみ薬局、保険外のアイケアユーと、、今更ですがお会いした方にご紹介させていただきました。やさしい手さんとお話して、11年前営業しに行ったなぁとか、思い出して涙目になりました。前橋の介護メンバーとも再会。看護師のハチスさんも元気モリモリ。
今日は中野のいろんな事業をなされている方とつながれて本当に良かったです。
引き続き中野のために精進して参ります。
https://www.icareyou.jp

妊婦・授乳婦の薬物療法について

妊婦・授乳婦の薬物療法について vol.2
『マイナートラブル〜便秘編〜』 H30.4.2

【マイナートラブルとは…】 治療が必要となるような状態ではないが、 妊娠中に起こる不快症状のこと。

【なぜ便秘になるのか】 ホルモンバランスの変化や子宮増大の圧迫 により、大腸の動きが緩慢になるため。 いきむとお腹の張りにつながってよくない ので、妊婦に便秘は大敵です。

【治療薬】
→酸化マグネシウム、ピコスルファート 基本はこの2剤です。ほとんど吸収されないので妊婦、授乳婦には安全です。 では、センナ類(アローゼン、プルゼニド)は?
→原則禁忌です!
大量に服用しないよう指導すること (子宮収縮を誘発し、流早産の危険性があるため)

〜原則禁忌とは?〜 投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること。
妊婦、授乳婦の薬物療法を検討する場合、より安全でデータのある薬が他に あるのであればまずはそちらを使用するのが基本です。
※ ちなみに添付文書の『原則禁忌』の項目は、位置付けの理解が人によって ばらつきがあるため2019 年4 月から廃止となり、新設の『特定の背景を 有する患者に関する注意』の項目に記載されるようです。

・ダイオウを含む漢方(大黄甘草湯など)
→禁忌としての記載はありませんが、「妊婦 又は妊娠している婦人には投与しないこと」の記載があり、禁忌相当と考えられます。 (子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性があるため)

服薬指導でのポイント
体重増加やむくみを気にして、水分摂取を控えめにしてしまう妊婦さんもいます。 しかし妊婦さんは血液量が増えるため、普通以上に水分補給が必要です。 便秘を解消するためにも、こまめな水分摂取を勧めてください。

妊婦・授乳婦の薬物療法について vol.1 『基本の考え方』

妊婦・授乳婦の薬物療法について vol.1 『基本の考え方』
H30.3.27 なごみ薬剤師 K

なごみ薬局に入る前、病院の産科病棟担当薬剤師として2年間働いていました。そこで学んだ知識を少しずつではありますが共有させていただきたいと思います。語るにはボリュームが多すぎるので、勉強会を行うというのではなく、この場に少しずつアップしていきたいと思います。長々書くと、読む側も書く側も負担になるので…1ページに収まる程度でさらっと読みやすくお伝えできたらと思います。
週1以上のペースを目標にアップしていきます。
まず初回は基本の考え方について書きました。今後は具体的な内容について取り上げる予定です。(例えば、インフルエンザについてや喘息、便秘についてなどなど)取り上げて欲しい分野などがあればご意見をお待ちしています。
それでは、お付き合いのほどよろしくお願いします。

妊婦、授乳婦の薬物療法はとても奥が深く、やりがいのある領域です。また 遭遇するケースは多くはありませんが、薬局薬剤師としても必要な知識です。 しかし、単純に○×では評価できなかったり、データが少なかったりと、なかなか難しい領域でもあります。

そこで、わずかな知識ではありますが、今まで私が学んだことをここで少しずつ共有できればと思います。
【基本の考え方】

『より安全な薬剤を必要最小限に』
・ 禁忌は避ける
・ 内服(全身投与)より、外用(局所投与)を優先する
・ データがより多く、安全と考えられる薬剤を選ぶ
※例外もあります。 “より安全な”という部分の判断が現行の添付文書からできるかというと、 できません。多くは「有益性投与」と書かれ、安全性の比較はし難いです。 では、比較するためのデータが全くないかというと、そういうわけでもありません。

以下のような安全性を評価するための情報源を用いて、個々の状況に応じた判断をしていく必要があります。

それぞれの情報源によって、記載のある薬剤、ない薬剤が異なりますし、 多少評価に差がある部分もありますので、総合的に判断する必要があります。
【情報源】
わかりやすく、使いやすいものを紹介します。
・薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳 改訂2版(南山堂)
・実践 妊娠と薬 第2版(じほう)※本店にあります
・  母乳とくすりハンドブック 2010

     http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf

・  LactMed(※英語表記 アプリが便利です)

 

社内勉強会。地道に継続。

今日のなごみ薬局本店は、たくさんの社内勉強会でした。


Kさん主催ありがとうございました。
自主的に気分障害のスライドをまとめて発表してくれました。
内容は、処方を元になぜメジコンを使わずにフスタゾールなのか、眠気が酷い人にはどの様な対策がされているのか、などなど、すべて実際の西荻店で出る処方で実践的な内容でした。とても勉強になりました。気分障害の人への声がけの仕方を初め、電気ショックの話題など、ベテラン薬剤師からも色々な質問やアドバイスを対話を通して学べました。

第二回マネジメント研修(社長主宰)
3回シリーズの2回めはプロジェクトマネジメント。
社員は上司を選べません・・であれば、優秀な上司、マネジャーにならなければ、人を不幸にするだけです。徹底的に人を幸せにするマネジャーを育てています。
S君、Sサン、お疲れ様でした。
また、時間を作っていただいた本店メンバーの皆様、ありがとうございましたm(._.)m

そして終わった後の男子会は中野の夜桜。。(๑˃̵ᴗ˂̵)

帯状疱疹予防のワクチンについて

上高田勉強会
・帯状疱疹予防のワクチンについて

【帯状疱疹】
・主に小児期に水痘にり患し潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により引き起こされる。(水痘を発症していなくてもウイルスが神経節に潜伏している可能性が高い)
・帯状疱疹の発症は50歳以上に多く、約7割を占める。
・帯状疱疹は急性期の痛みだけでなく、長期に痛みが持続する帯状疱疹後神経痛(PHN)に以降する場合もある。
・50歳以上の患者の約2割がPHNへ移行すると言われている。

【乾燥弱毒性水痘ワクチン「ビケン」】
・2016年3月 50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防に適応追加
・ワクチン増産可能な体制になったためプロモーション開始
・現在は自費(薬剤費約4000円)、7000円程かかる
・2018年4月まで費用対効果を調査中
(中野区では国が対応する前に、接種に補助金を出す動きあり)
・帯状疱疹の年代別患者割合は50歳以上の方が約7割(免疫低下が原因)
・有効性:ワクチン接種により51.3%が発症を抑制、61.1%が重症化を抑制
・安全性:小児に接種されているワクチン量と同用量であり、安全性は確立
・繰り返し帯状疱疹を発症する方への摂取:安全性は認められるが有効性のデータなし
・1回の接種で10年間程効果あり(7年間までデータあり)

【所感】
・ペインクリニックの患者さんが多く来局する西荻では、PHNの為に数年に渡り、痛み止め等を服用する患者さんが多い。インフルエンザワクチン同様、完全に発症を抑制することは不可能であるが、重症度を下げるという点においてもワクチン接種にメリットを感じる。
・生ワクチンのため接種不適当者の中に、ステロイドや免疫抑制剤を投与中の患者さんが該当する点に注意が必要。
・現時点では、当該ワクチンの接種に国の補助はないが、今後(特に中野区)は、費用対効果が認められれば、接種が推奨される可能性が高い。加齢、ストレス等免疫力の低下等が引き金となり発症するため、老老介護等ストレス環境に身を置かれている方は特に帯状疱疹の予防は重要になると考える。

過活動膀胱の診断と治療について(2017.11.30)

 

過活動膀胱の診断と治療について(2017.11.30)
→東邦大学医療センター大橋病院 泌尿器科 教授

【過活動膀胱(OAB)】
・重篤な疾患によらない(≒原因不明の)機能的異常で症状に対するもの(確定診断でない)
・尿意切迫感を必須とし+頻尿又は夜間頻尿があるもので尿失禁は必須でない。
・過活動膀胱はOAB-SS(過活動膀胱症状スコア)の設問3の「尿意切迫感スコアが2点以上かつ合計3点以上」で診断できる。
・原因は加齢、膀胱容量減少、排尿筋過活動であり、医療従事者の勧めによる水分過剰摂取も原因になりうる。

【薬剤に関して】
<抗コリン薬>
・米国FDA 高齢者において疾患・病態によらず一般に避けることが望ましいと表明
http://www.bmj.com/content/332/7539/455>
→軽度認知症誘発?
・副作用:抗コリン作用(口腔乾燥、便秘など)
・M3受容体への親和性:オキシブチニン>トルテロジン>ソリフェナシン>プロピベリン
・抗コリン薬の累積投与量↑→認知症リスク↑(休薬による帳消しなし)
・7.3年で2.3%に認知症発生(データ根拠不明)

【ネオキシテープ(オキシブチニン)】
・肝初回通過効果↓、唾液量は経口薬よりプロファイルが良い
(口腔乾燥:オキシブチニン貼付剤(6.5%)、プロピベリン(13.2%)、プラセボ(1.8%))
・貼付部位による中止が5.4%あり、オキシブチニン中止例の38%に該当するが、CNS系の副作用は低い

「ネオキシテープ」の画像検索結果

【ベシケア(ソリフェナシン)】
・患者さんの求めに応じて増量(Flexible Dose)が可能、半減期が38hour

「ベシケア」の画像検索結果

【トビエース(フェソテロジン)】
・4mg→8mgへ増量可能。
・トルテロジンの活性代謝物。
・BBBを通過しない&高齢者に投与可能(65歳以上で臨床試験済)
・PhaseⅢ試験で虚弱高齢者での研究実施
(尿意切迫感≧6回/日 or 切迫尿失禁≧3回/日をinclusion、他剤は尿意切迫感1~2回/日)

「トビエース」の画像検索結果

<β3受容体作動薬>
・時代はこちらにシフトしつつある。
・レセプト情報データベースにて1年継続率が26%、他は16~21%(服薬遵守率が高い)

 

【ベタニス(ミラベグロン)】
・膀胱のβ3アドレナリン受容体に結合し、蓄尿期の膀胱平滑筋弛緩作用を増強させることにより膀胱容量を増大させ、OAB症状を改善する。
・n=1252の市販後調査にてOAB消失56%、SE:口渇0.26%、便秘1.67%と低い
・循環器系に対する安全性も確認
・75歳以上での安全性を12weekの市販後臨床研究にて確認
・Risk Benefitを考えると高齢者ではミラベグロン!

「ベタニス」の画像検索結果「ベタニス」の画像検索結果

【OTC化】
・プロピベリン(バップフォー®)10mgがOTC化の予定
(75歳未満の女性で1週間の投与10mgに限る)
→薬剤師は「尿がひどく出にくくないか」尿の勢いについて必ず確認が必要。

H29/10/27(木)第9回アイケアユーCafe 〜漢方薬でつながらナイト〜

H29/10/27(木)第9回アイケアユーCafe 〜漢方薬でつながらナイト〜を開催させていただきました。
漢方というと、薬剤師でもどんな世界なのか深く知らない方も多く、緊張しながらのスタートでしたが、ゲストの小岩井 慎哉 (Shinya Koiwai)さんの準備され尽くしたわかりやすい説明で理解し、漢方薬局へ行きたい!と思った方も多かったのではないでしょうか。今回は、初参加の方が多かったのですが、はっきりいって、参加者全員と仲良くなれる自信があります。それくらい個性的で愉快な方がお集まりになり、最後はお祭り騒ぎでした・・

 

 

https://www.facebook.com/pg/icareyou.jp/photos/?tab=album&album_id=493676874335437

まとめ。
小岩井さんの、最近思うこと・・患者さんは薬を飲みたいのだろうか?
そうではなく、患者さんは病を気にせず健康に過ごしたいのではないだろうか?
そんな問いかけから、保険外の漢方薬局の秘密?を的を絞ってご説明頂きました。
・煎じ薬を専門に扱う。
・効果実感に主点。長く飲まないと効かないは間違い
・明確な料金設定
・訪問相談
3大アレルギー性疾患について
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
・気管支喘息(小児喘息)
「共通の原因は痰飲」痰飲・・体に溜まって古くなったお水
解決方法は運動して汗をかくこと。
高齢者の廃用にも漢方の考え方を通して動機づけることで、西洋医学では治癒が難しいところを解決できる可能性をとても感じました。養生という考え方は、自立を支援していく上で、日本人に合ったやり方かもしれません。日本人用に作られた和漢方が儒教ベースで生きている日本人に合わないわけがない・・。正しく生きる。自分を高める。食と健康。健康を支える薬剤師としてもケアマネジャーとしても、たくさんの考える機会になりました。

そして、某メーカーの添付文書に書かれている適用、風邪のひきはじめ、が実はあまり効果がなかったり、、エキス顆粒と煎じ薬では効き目が違う、食後でも効果同じなど。
ミニパネルディスカッションでは、保険外の漢方薬局を持続させる成功要因は?という意地悪な質問に、きっぱり「他に手を出さないこと」と言い切った小岩井さんのカッコよさは半端なかったです。選択と集中です。漢方薬局の未来は?と伺うと、中国産の原価が上がっていて厳しいが、自分と同じ世代がちょこちょこ開店もしており、需要があり無くなることはないと思うとのこと。
認知症・頻尿1日100回で薬でもお手上げだったが、八味地黄丸で改善したケースや、小児に便秘陰陽が未熟のケース、更年期障害、温経湯のケース。をご紹介いただきました。

そしてバルーンシャンデリアの下でダイアローグ。
いきなりLife is Art !!と言い出す薬剤師、台湾の薬科大で働いていた方、中国に住まわれていた方、ネパールで公衆衛生をされていたZさん。ヘルスケアマガジン企画開発ですが過去に未来科学館な方。カフェを開きたい薬剤師、西荻で介護食のイベントをされている管理栄養士、ライフプランナー、公認会計士ですが実はアトピーSNSベンチャー経営者、ガンサバイバー、食育コンサルタント(MBAホルダー)、在宅医療クリニック事務長&医療情報技師&空き家・空きスペース活用イベント企画な方、グローバル・マーケティング・リサーチ会社のオペレーティングマネジャー、という個性的なメンバーで「わたしは、自らの健康とどう向き合っているか?」という問を通して、対話いたしました。
・トレーニングウエアを来て寝る。そのまま朝起きて走り出すようにしている。
・ATM(明るく楽しく前向きに)な人を探す。
・ネパールは肩こらない。そもそもそんな健康の概念がないから。
・自分のリミッターを知る。
・自分も相手も許してあげられる心構え
・健康のルール化して仕組み化(習慣化)する。
・睡眠Iotバンドでレムとノンレムを測定
・薬で心身をある程度コントロールできるが、社会参加は意識して行動している。
などなど面白い意見が他にも沢山でていました。
台湾では西洋医学と東洋医学が選べる。中国の漢方と日本の漢方の違い。
薬がなくても、体質が変わる理由がわかり、漢方や養生への興味がわきました。
保険外の漢方薬にご高齢者をつなげることができれば、残存機能を引き出す考え方と大変近いこと、日本人らしい生活スタイルに落とし込みやすいこと、何より美味しく楽しくつながるきっかけにもいいなと思いました。
認知症Cafeとかでも漢方バーを開いたりすると、きっと医療費も減るし認知機能や頻尿も改善される可能性も感じます。特に、エビデンスを積み上げにくい予防医学的な領域でもあるからこそ、そのブラックボックスのまま機械学習で解析することに向いていると思います。(インプットするデータに主観的なバイアスがかかるからそこさえ定量化できれば・・)
僕からは、お土産で、儒教の大切にしているもの、武士道で大切にしているものを知ることで漢方がメインだった江戸時代の思想に触れ、和漢方&養生とのツナガリ、哲学的な日本人が大事にしていることに改めて触れることでじいちゃんばあちゃんの気持ちを汲み取れるようになれると思いご紹介させていただきました。

一歩踏み出すことで、保険外の漢方薬局を5年も経営されてきた小岩井さんに実際にお会いすることで、大変なパワーをいただいたような気がします。心より感謝申し上げます。
また、お忙しい中ご参加いただいた皆様のお陰で、Life is Artで素敵な漢方ナイトになりました。本当にありがとうございました。