最近の在宅医療チームの取り組み②薬剤師の訪問がお役に立てるケース

こんにちは。

中野区のなごみ薬局・在宅医療チームの3号です😊

今回はこのようなケースで薬剤師の訪問がお役に立てます、という実例をご紹介させていただきます。

●ケース①外来患者さんが居宅訪問になったケース

以前から外来でなごみ薬局のご利用があった患者さん。

認知面の低下が目立ってきており、ご本人から薬のことや体調のことを

電話で店舗へ問い合わせ頂く機会が増えていました。

今後も同様の問い合わせが増える可能性が高いと考えられましたので、

今回はちょうど介護認定も降りたタイミングでもあり、ご本人の強い希望もあって、

医師の訪問指示を得て訪問へ切り替えさせて頂きました。

ご本人からも「来て頂けると本当にほっとするわ」と言っていただけています。

顔馴染みの薬剤師が訪問し、定期的にご様子をうかがうことで、

安全にお薬を飲むことができ、少しでも安心して住み慣れた町での暮らしを続ける助けになればと思っています。

●ケース②訪問看護からのご紹介

以前からやり取りのある訪問看護さんからご紹介のあった患者さん。

現在の担当薬局が一包化の印字が出来ないそうで、なごみ薬局に切り替えとなりました。

「飲んだか飲んでないか分からなくなってしまう」ということで、

訪問看護さんの方でお薬カレンダーを導入してくださったところ、

薬を飲みすぎてしまう、という課題があるとのことでした。

なごみ薬局では、一包化に「患者氏名」「服用日」「薬品名」など

様々な印字が可能です。

ご本人や、実際にお薬服用の見守りをする訪問看護さん、ヘルパーさんと相談しながら

ご本人が間違えずに飲める印字や管理方法を提案していけたらと思っております。

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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。

ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。

03-6454-0595

最近の在宅医療チームの取り組み①次回訪問お知らせ用紙

こんにちは。

中野区のなごみ薬局・在宅医療チームの3号です😊

最近の在宅医療チームの取り組みをご紹介させてください。

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認知低下の患者さん。

ご自宅のカレンダーに次回訪問日を書いていたのですが、

「次はいつ来るの?」とよく電話が来ていました。

理由をうかがうと..

「薬が少なくなってくると、いつ来てくれるのか不安になってしまう」とのこと。

そこで、担当のM薬剤師がお薬カレンダーに手書きで訪問日をメモ書きして貼ったところ、

次回訪問日の問い合わせのお電話の回数が減少しました!

直ぐに目に入るため、不安が解消されたようです😊

さらにM薬剤師が書きやすい用紙を作成。

この患者さんだけでなく、

他の患者さまでも使いたいねということになりました。

なごみ薬局では、患者さんが住み慣れた家・街で安心してお薬を飲んで暮らしていけるよう、薬剤師が定期的にご自宅に訪問するサービスを行っております。

1人暮らしでお薬を飲み間違えたり飲み忘れてしまう、

足が悪くて薬局への行き来が難しいなどありましたら、

なごみ薬局までご相談ください。

ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。

なごみ薬局 03-6454-0595

サ高住や老人福祉施設、特別養護老人ホームで薬の勉強会

なごみ薬局では、いつもお世話になっている特別養護老人ホームなどで薬の勉強会を介護士、看護師、現場スタッフ向けに無料で定期的に行っています。

私達が作った薬は納品するだけでは効果が最大限に発揮されません。適正使用することで治療効果の最大化、ひいては医療費の削減につながります。

十年以上、現場で服薬指導をしていると患者さんの困り事や疑問に思うポイント、間違えやすい使い方が蓄積されてきます。また、新しい薬についてや高齢者の身体的特徴、副作用で気をつけるポイント、間違って服用した時、飲み忘れたときの対応など現場でよくあるシーンを中心にお話させていただいております。

また、こちらも現場でどのように管理され口の中へ入っていくのか?介護士さんや看護師さんとコミュニケーションをとることで施設にあわせて業務改善に活かしています。

今回は、認知症の患者さんで薬だとわかると飲んでくれない、騙してでも飲ませたほうがいいのか?や、食事の前の薬を食後に服用させてしまってもいいのか?溶かしたり割って飲ませていいのか?などたくさんの質問をいただきました。

医療倫理的な問題は、答えがなくその場で対話を通して話し合いが始まり、施設にチームができている感じもしました。こちらもとても勉強になりました。

なごみ薬局では施設向けに勉強会を開いています。
よかったら依頼してみませんか?!薬の配達も7月からは最新のロボット調剤+AI鑑査で納品いたします。ぜひご用命ください!

03-6454-0595まで。

食事でのフレイル予防

今回は食事でのフレイル予防についてです。

中年期では太り過ぎに注意することが重要ですが、フレイル予防をする上では、やせすぎや栄養不足を見落とさないようにすることが大切です😊

低栄養の予防のために、日々の食事でごはん、パン、麺類などの「主食」、肉、魚、卵、大豆製品などを使ったメインのおかずの「主菜」、野菜、きのこ、海藻などを使った小鉢や小皿料理の「副菜」を毎食摂るようにして、沢山の食材を食べるよう心がけましょう❗️❗️

高齢者を対象にした調査結果から、多様な食品を摂取しているほど、筋肉量や体力の低下を予防できる可能性があることが示されています。

また、高齢期はたんぱく質の摂取量が不足しがちなため、肉、魚、卵、大豆製品からたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう🥩🐟

料理をするのが大変な場合は、市販の惣菜や缶詰、レトルト食品を活用してみるのも良いです🥫

また、バランスの整った配色弁当であれば、主食、主菜、副菜を手軽に組み合わせることもできます🍱

さらに、噛み応えのある食品を食べて、食べる力を維持したり、

家族や友人と共食をして食事を楽しく過ごしたりするのもおすすめです😊

なごみ薬局には管理栄養士が在籍しております👀

お近くの中野区、杉並区にお住まいの方はもちろん、遠くにお住まいの方も栄養相談を受け付けています。

「栄養相談に興味がある」「栄養相談をしたい」など店舗のスタッフまたは、お電話やLINE等で、いつでもお気軽にお声がけ下さい😉

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新しい薬の開始に不安のあった患者さんとご家族のケース

こんにちは。

中野区のなごみ薬局・在宅医療チーム 訪問薬剤師の3号です😊

今日は訪問している患者さんで、新しい薬の服用開始に不安のあった患者さんとご家族のケースについてご紹介したいと思います💊

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●「新しい薬、飲んだ方がいいのかしら?」

キーパーソンである患者さんご家族に事務連絡をしたところ、

今回から新しく処方された薬について、服用開始に不安があることをヒアリングしました。

●ご家族の気持ちを傾聴・疑問に答える

「この薬は一度飲み始めたらずっと飲まなければいけないの?」

「本当に効果はあるのかしら?」

「副作用は?」

などお気持ちを聞いて、疑問にお答えしました。

●患者さんご本人にも気持ちを伺いました

患者さんご本人に新しい薬が出ていることをご説明すると、不安な点がある様子。

どんな点が不安なのか詳しく伺ったり、

副作用が出ることもあるが、飲んでいるうちに薬に慣れておさまってくることが多いこと、

少量からスタートすることなどを伝えると、少し安心されたようでした。

●病院に情報を共有

患者さんや患者さんご家族からヒアリングした情報を共有するとともに、

医師からどのように患者さんやご家族へ説明したのかを確認しました。

説明の食い違いや、混乱がおこらないように注意しました。

最終的にはご本人から「医師を信じて、飲んでみます」との前向きな言葉が聞けました!

●患者さん1人1人に寄り添い、治療効果を上げていきたい

ただ「医師が処方しているので、きちんと飲んでください」というのではなく

不安な気持ちを傾聴し、少しでも不安を取り除くこと。

患者さんが納得し、前向きな気持ちで治療を受けること。

それが結果、治療効果を最大限に引き出すことができると私たちは考えています。

そのためにも普段からコツコツ信頼関係を積み上げ

「この薬剤師が言ってるんだから飲んでみよう」と思ってもらえる薬剤師でありたい、とあらためて思った出来事でした。

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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。

ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。

03-6454-0595

女性のストレス3処方

【社内勉強会】

研修名:女性のストレス3処方

開催日時:2023/05/09 13:00 ~ 13:30

1.女性とストレス

女性は月経・妊娠・分娩・閉経といった、ホルモン変動があるため男性と比較して心身の不調をきたしやすいと考えられている。厚生労働省の「患者調査」では、気分障害患者数の推移、年代別患者数とともに、各年次、各年代において女性が男性よりも多い傾向であることがわかっている。

2.隠れ我慢に関する実態調査

株式会社ツムラによる、20代〜50代の女性10,000人を対象にした隠れ我慢(心身の不調を我慢していつも通り家事をすること)の実態調査結果は以下のとおりである。

・不調を我慢して家事や仕事をしているか?

→頻繁にある(34.3%)、時々ある(44.9%)、ほとんどない(14.9%)、まったくない(5.9%)

我慢している(頻繁にある・時々あると回答した)女性の割合が79.2%おり、それを年代別に見ると、20代(82.3%)、30代(83.7%)、40代(79.1%)、50代(72.9%)で20代・30代の若い世代の方がより我慢していることがわかった。

隠れ我慢をしている20代〜50代の女性1,000人(各年代から250人ずつ)を対象にどのような不調を感じるか調査を行なった結果は以下のとおりである。

・普段感じる不調トップ10(複数回答可)

1位  疲れ・だるさ(66.0%)

2位  冷え(48.6%)

3位  イライラ感(46.4%)

4位  肌荒れ(ニキビ・湿疹等)・しみ(41.5%)

5位  頭痛(40.9%)

6位  不安感(40.9%)

7位  PMS(39.1%)

8位  腰痛(37.9%)

9位  寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠(37.9%)

10位  生理痛・生理不調・生理前後の腹痛(37.6%)

・感じても我慢する不調トップ10(複数回答可)

1位  疲れ・だるさ(23.8%)

2位  イライラ感(16.2%)

3位  不安感(15.6%)

4位  PMS(13.7%)

5位  寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠(11.6%)

6位  冷え(11.3%)

7位  生理痛・生理不調・生理前後の腹痛(11.0%)

9位  言葉にしにくい不調(10.9%)

10位  便秘(10.7%)

感じる不調と我慢する不調の順位の差から精神的な症状が不調を感じているのに我慢しがちな症状であることがわかる。

*PMS(月経前症候群):月経予定日の3〜10日前から、イライラ、頭痛、浮腫、おっぱいが張る、眠気、落ち込む、便秘などの症状が現れるが、月経か始まると軽くなる症状のこと。

3.漢方薬による治療

ホルモン変動に付随する症状によって薬は使い分けるが、今回の勉強会ではストレスに注目して代表的な3つの漢方薬について学んだ。24番 加味逍遙散、54番 抑肝散 137番 加味帰脾湯。いずれも「柴胡」という生薬が共通して配合されており、イライラ・不安・不眠・抑うつなどの精神神経症状に用いられる。

24番 加味逍遙散

(効能効果)体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、時に便秘の傾向のある次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)多主訴に対して効果あり。月経前の精神神経症状にも処方される。5年以上の長期投与で腹痛、下痢、悪心嘔吐といった腸間膜静脈硬化症のリスクが高まると報告されている。原因は構成生薬のサンシシと考えられている。

*血の道症:婦人にみられる特有の生理現象に関連して起こる精神神経症状を基調とするさまざまな症状を指す。月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安や苛立ちなどの精神神経症状及び身体症状のこと。

54番 抑肝散

(効能効果)虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)イライラを主とする焦燥感、怒りっぽい、環境ストレスによる神経過敏に処方される。高齢者や小児にも処方されることが多いため甘草による浮腫が問題になることがある。

137番 加味帰脾湯

(効能効果)虚弱体質で血色の悪い次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)精神不安で気分が塞ぎ気味の時処方される。更年期障害・PMSにおける不安感の改善に加え、補中益気湯をベースにしているので疲労・倦怠感の改善にも適している。

所感

漢方薬はなんとなくの理解しかしておらず、婦人系の症状には加味逍遙散、イライラには抑肝散くらいのイメージであったが漢方薬ごとにキーワードが異なることがわかりもっと大事に扱おうと思った。私の中でのキーワードは、加味逍遙散は「イライラ、多角的」、抑肝散は「イライラ、気持ちのたかぶり」、加味帰脾湯は「不安、塞ぎ込み」。長期投与リスクやイメージの把握で服薬指導も行いやすくなりそうと思えたので今後、新規で開始する患者さんがいらした場合は少し踏み込んだ説明をしてみたいなと思えた。

ママ薬剤師日記⑨🌸こども薬剤師体験を行いました🌸


こんにちはママ薬剤師のMです😊

4年ぶりに、こども薬剤師体験を企画しました🥼

前の週には、予行練習を兼ねてなごみ薬局の社員の子供達が体験しました。

保育園や幼稚園、小学校で毎日頑張っている子供達。お母さんやお父さんはどんな所で働いているのか知ってもらえる機会にしたい、という思いもありました😌

☆久しぶりに会う皆の成長に感動しました✨

なごみ薬局には他にも社員の子ども達が沢山います。これから集まる機会が増えたらいいなと思います🍀

そしていよいよ本番です✨

まず模擬処方箋の通りに

軟膏調剤とお菓子を飲み薬に見立てて袋詰め(一包化)を体験しました。

☆軟膏を測って容器に入れる作業。空気が入らないように綺麗に詰めています✨

☆調剤室に入って粉薬や一包化にチャレンジ!とっても真剣です✨

☆作った薬はどこから出てくるんだろう⁇

正しく薬が作れたか確認(監査)をしてから

保護者の方に患者さん役となっていただき投薬も体験しました。

☆薬の説明書(薬情)と、作った薬を照らし合わせながら分かりやすく説明しています✨

皆さん1つ1つ丁寧でとっても素晴らしいこども薬剤師さんでした🥼✨ 興味を持って質問を沢山してくれた事も嬉しかったです😊

ご参加頂いた皆さん、改めてありがとうございました🌸

ビタミンDとは?

こんにちは!

なごみ薬局管理栄養士です🕊

今回はビタミンの種類の1つ、ビタミンDについて紹介します。

ビタミンは油に溶ける脂溶性と、水に溶ける水溶性に分類され、その中でもビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されます。

ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります🦴

ビタミンDは食事からの摂取に加えて、日光を浴びることで体内で作ることもでき、1日10分以上の日光浴が効果的とされています☀️

ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収力が低下し、体内のカルシウムが不足してしまいます。

カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や、虫歯、皮膚の乾燥、骨折しやすくなるなどの症状に繋がります☠

若いうちから、ビタミンDとカルシウムを十分にとることに加え、適度な日光浴と運動が丈夫な体作りに大切です🏃‍♀️☀️

骨を丈夫にしたい方や骨粗しょう症などの疾患をお持ちの方は意識してビタミンDを食事に取り入れてみるのも良いかもしれませんね!ビタミンDは脂溶性なので、炒め物や揚げ物など油と一緒に摂ると効率よく吸収されます。

ビタミンDの多い食品は画像を参考にしてみてください‎😋

また、なごみ薬局にはビタミンDのおたよりも置いてあるのでぜひお手に取ってみてください。

なごみ薬局には管理栄養士が在籍しております。お近くの中野区、杉並区にお住まいの方はもちろん、遠くにお住まいの方も栄養相談を受け付けています。

「栄養相談に興味がある」「栄養相談をしたい」など店舗のスタッフまたは、お電話やLINE等で、いつでもお気軽にお声がけ下さい!

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