《4月度(3/21〜4/20)分プレアボイド報告》

《4月度(3/21〜4/20)分プレアボイド報告》
●本店より4件●
①アルロイドG初回の方に、60mL/3×毎食後で処方。
通常空腹時服用薬であるため、食後でよい旨医師から話がなかったことを事前に患者へ確認後、問い合わせ。
→毎食前に変更となった。


●本剤は胃酸に対する防御因子増強薬で、胃や食道の粘膜に付着することで効果が得られます。
空腹時に粘膜にバリアーをはっておくものです。
付着するために、あのような粘稠度の高い薬剤となっており、服用後の飲食で洗い流されてしまうため食間や眠前が理想的で、食前の場合も食直前にならないよう注意したい薬剤。
ちなみに、吸収されて血中や母乳中に入るわけではないため、授乳婦も安心して服用できます。

②在宅患者の家族より、唾液が真っ黒で、かつ食べこぼし等と一緒にこぼれて服やタオルが汚れてしまうと訴えがあった。
カルコーパと酸化マグネシウムによる変色と考え、医師に問い合わせ。
→酸化マグネシウムは削除となった。

●(カルコーパの成分である)レボトパ及びその代謝物は酸化されやすく、アルカリや光に不安定です。
尿や汗など体液が黒変する現象はレボドパあるいはその代謝物が諸条件下で変化を受けて黒いメラニン重合体を生成し、それが排泄されるためと考えられます。
本剤と酸化マグネシウムとの配合は、湿潤や着色のため不適となっています。

③4歳児に カルボシステインDS50% 1.8g、アスベリン散10% 0.5g/3×毎食後 処方。
母親へ体重を確認したところ、15kgとのこと。
それぞれ適量は0.9g(30mg/kg/日)、0.3g
(2mg/kg/日)にて、特にカルボシステインは倍量処方されていたことから、問い合わせ。
→それぞれ1g、0.4gに変更となった。

④前回の継続処方と思われたが、いくつか処方がぬけていた。
お薬手帳の前回処方シール中 薬剤名左横に鉛筆で◯がついており、◯の付いたものが今回処方なしとなっているようだったが、◯の付いていないヒルドイドローションも今回処方なし。
本人へ前回との変更点を確認した際、やはり◯の付いたものは「今回処方不要」と本人が医師に提示したとのことだったが、ヒルドイドローションは◯を付けていない薬剤であり、50g×3本欲しいとのこと。
→医師へ報告・問い合わせし、50g×3本処方追加となった。

●西荻店より1件●
①2つの医療機関からの処方箋を持参された患者で、今年になり花粉症の症状が出た方。
かかりつけのメンタル系クリニックより、前回いつもの内容に追加してロラタジンOD10mg 1T/1×夕食後が処方されていたが、今回メンタル系を別のクリニックに変えてみた、かつ前回の抗アレルギー薬は効果がなかったとのことで、変更先のクリニックより メンタル系の薬剤と共にオロパタジン5mg 2T/2×朝夕食後 14日分処方。
(その処方分の薬剤をまだ受け取っていなかったこともあってか)その後も症状が気になり、2日後に別の医療機関を受診され、デザレックス5mg 1T/1×眠前 30日分とアラミスト点鼻が処方されていた。
その際本人は 2日前に別の医療機関でオロパタジンを処方されたことを医師に伝えていなかった様子。
→抗ヒスタミン薬の内服2剤併用は基本しないことから、本人へ確認し、1日1回かつ眠気の少ないタイプを希望されたため、オロパタジン処方医へ今回の件を報告・問い合わせ。
→オロパタジンは削除となった。

《11月度分プレアボイド報告》

●本店より5件●
①ビラノア錠20mg初回処方の方、1T/1×夕食後の指示だったため問い合わせ。
→夕食1時間前に変更となった。
●本剤は食事の影響で吸収が悪くなり、効果が半減するため、添付文書上「1日1回空腹時」となっています。
一般的には「食事のおよそ1時間前、または食後2時間以上後」のようです。
同じ時期(H28年11月頃)に薬価収載された類似薬にデザレックスがありますが、こちらは服用時間がいつでもよいタイプです。

②FAXで処方箋を受けて、後日配達している方の定期処方箋中に、久しぶりにムコダインDSが追加されていた(春先まではわりと定期的に出ていた)ため、急ぎで配達が必要か、あるいはストック分か、確認のためご家族へ連絡。
いつも追加があれば医師が家族に声かけして下さるようだが、今回はいつもと違う医師であり、特別声かけはなかったこと、特に該当する症状はないことから、不要なのではないかとのことで、家族より問い合わせ希望あり。→問い合わせし、ムコダインDSは削除となった。

③いつもウルソ100mg 6T,ユベラN100mg 6C/3×だった方が、今回6T,6 Cのまま/2×に用法変更となっていた。
ウルソは適応により900mg/日まで可、ユベラNも適宜増減の記載があるため、それぞれ300mg/回となることはありえることから、1日量はかえずに用法のみ3→2回/日にかえた可能性あり。
ただ、単純に昼だけなくして、4T,4C/2×にするつもりだった可能性も考えられたため、患者へ声かけしたところ、自分は後者だと思っていた、先生が間違えたのではないか、とのこと。→問い合わせし、4T,4C/2×に変更となった。

④目と手先が不自由なため、処方がない日でも 以前当局でお渡しした点眼薬を持参して、溶解や開封を依頼される方(カタリンK、ベストロン、溶解はないが開封のみでクラビット1.5%も)。
来局日にどの薬剤を開封希望なのか、基本的にはご自身で把握されており、今回カタリンKは溶解希望がなかったが、薬歴記載上+持参された本体の開封日記載から、カタリンKも新規溶解日と思われたこと(かつ手元の在庫ないため、今回の処方分からの溶解が必要)、他の点眼液処方本数からすると再診日が1ヶ月先と予想されたがカタリンK(溶解後3週間が期限)は1本しか処方がなかったことから、本人へ確認。
再診は4週間後で、医師が2本処方しておくと言った際、本人は本日カタリンは溶解日ではないと思っていたことから、1本でよいと断ってしまったとのこと。
→医師に報告し、2本に変更となった。
●持参の在庫を見れば分かりますが、溶解時に残数含めPC上に記録を残していたことで本人への確認に至りました。

⑤施設のカンファレンス時に、今回の定期からアローゼンを外すと話が出ていた方。
後日処方箋が届いた際、酸化マグネシウムもなしになっていたため、カンファレンス後にそのようなやりとりが生じたのかどうか、施設スタッフへ確認。
→特になかった、現在便がゆるいわけではないとの返答にて、医師へ問い合わせし、酸化マグネシウムは継続の指示となった。

●西荻店より2件●
①ラベプラゾール10mg 3T/1×眠前 との処方がきたため、問い合わせ。
→1Tに変更となった。
●ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助で20mg/2×、PPIによる治療で効果不十分な場合の逆流性食道炎に20or40mg/2×で使われることもありますが、通常5or10or20mg/1×の薬剤です。
上記照らし合わせでは30mg/日は用量的には可能な範囲内ですが、分1では20mgまでとなるため問い合わせに至りました。

②抗生剤の処方がない方に、ビオフェルミンR錠が処方されたため、問い合わせ。
→ビオフェルミン錠に変更となった。
●ちなみに、抗生剤が処方されていたとしても、その種類によってはR錠が適応外になる場合もあります。

《9月度分プレアボイド報告》

《9月度分プレアボイド報告》
本店より2件
①クラビット500mg 2T/1×の処方箋を受けたため、問い合わせ。
→1T/1×に減量となった。
●添付文書上「500mg/1×、適宜減量」となっており、基本500mg上限となります。
むしろ腎機能に応じて減量が必要であり、高齢者では腎機能低下を考慮して「初日のみ500mg、翌日以降250mg/1×」あるいは「初日のみ500mg、3日目以降2日に1回250mg」とすることもあります。
また、以前世の中に100mg錠が存在した頃は3T/3×で使われていましたが、その後PK-PD理論に基づき1日1回大量投与となった薬剤です。
添付文書上にも「分割投与は避け、必ず1日量を1回で投与」と記載されています。

②エディロールも含めいつもの継続処方を投薬した際、本人より「別病院でフォルテオ開始となったので、エディロールは中止すると先生が話していた」との申し出あり。
→問い合わせたところ、エディロール中止となった。
●フォルテオと活性型VD製剤は併用注意(相加効果による血清Ca値上昇に注意)であり、禁忌ではないため、併用しているケースもあるかと思います。
今回は本人が申し出て下さったことで問い合わせに至ったようです。

《8月度分プレアボイド報告》

●西荻店より3件
①ピーエイ配合錠が処方された方のお薬手帳を確認したところ、トラバタンズ点眼液を使用中であることが判明。
ピーエイ配合錠は緑内障のタイプに関わらず禁忌であるため、患者の希望もあり 処方医へ問い合わせ。
→ピーエイは処方削除となった。

②継続処方中何点か変更があり、そのうちの1つとして リリカ75mg 1C/1×朝食後 の処方がなかったため、患者へ確認。
医師は50mgに減量すると言っていた、との返答。
また、お薬説明中に「ナトリックスは冬しか飲んでいない。実際 夏に飲んでみたら血圧が下がってしまった。家にいっぱい残っている。」とのこと。
→処方医へ確認し、リリカ25mg 2C/1×朝食後 追加、ナトリックスは削除となった。

③継続処方中何点か変更があった方。
いつもは14日分、前回は21日分だったが、今回は14日分であり、変更があったことで 状態確認のため早めの再診になったものと思い、投薬説明時に「次回は2週間後なんですね」とお話ししたところ、再診予約は2週間後ではなく、約3週間後であることが判明。
→当初「しかたがないので予定より早めに一旦予約を取り直します」とおっしゃっていたが、2週間毎の受診がきついため、前回から3週間おきになったとの発言もあったため、処方日数変更について提案。
本人も希望されたため、処方医へ問い合わせし、19日分(再診日朝分までぴったり)に変更となった。

●本店より4件
①アドエア500ディスカス 1日2回 1回2吸入 で処方。
本剤は通常1回1吸入であり、添付文書上 適宜増減の記載もないため、処方医へ問い合わせ。
→入力ミスだったそうで、1回1吸入に変更となった。

②施設担当医よりトーワチーム処方。
他医療機関より処方のハルナールDを長期継続中であり、下部尿路閉塞のある患者はトーワチームの禁忌に該当する。
過去の日経DIより「必要があれば、ハルナール服用中の患者にPL配合顆粒(トーワチームは本剤の後発品)が処方される場合もある」との情報があったが、禁忌に該当することから疑義照会は必要であり、処方医へ問い合わせ。
→感冒症状は軽度とのことで、トーワチームは削除となった。(同時に処方されていた抗生剤と解熱鎮痛薬はそのまま調剤)
●まずはハルナール処方医へ閉塞状況(トーワチーム服用可能かどうか)を確認しようとしたところ、時間外にて連絡がつかず、それも含めて施設担当医へ報告したところ、翌日再トライ(ハルナール処方医への確認)は不要との指示を受けました。

③レボフロキサシン細粒 1日1回 昼食後で処方。
元々定期は朝・昼食後のみにまとまっている方(粉砕対応レベルの嚥下能の方であり、比較的覚醒のよい時間帯に服用薬をまとめ、1日の後半には服薬なし)。
定期で昼に鉄剤を服用中であり、同時服用ではキレート形成により両剤共吸収低下が懸念されたため、処方医へ報告・レボフロキサシン朝食後での服用を提案。
→レボフロキサシンは朝食後に変更となった。

④オルメテック、ザイロリック、リルマザホンを1日1回 朝食後で処方。
他県から転居されてきてから初めての受診だった方。
お薬手帳上、転居前の処方は夕食後だったため、服用時点の変更について医師から何か話があったかどうか本人へ確認したところ、「特になかった。夕の方が慣れていて飲み忘れがなくてすむのだけど。自分の場合 血圧の薬は夕の方があっていると 以前の先生が言っていた。」とのことで、処方医へ報告・確認。
→以前までと同じ服用法で とのことで、夕食後に変更となった。

※緑内障禁忌の件やアドエア500の件はこれまでに何度かあがっているため、遭遇し易いパターンかと思われます。
アドエア500が新規処方された時、緑内障患者に眼科以外から新規薬剤が処方された時は、特に注意して対応したいですね。

《7月度分プレアボイド報告》

本店より5件
①タケルダ 1T/1×朝食後 服用中の方にネキシウム20mg 1C/1×夕食後 新規処方。
タケルダはアスピリン100mg+ランソプラゾール15mgで 既にPPIが入っているため、処方医へ問い合わせ。
→タケルダはバイアスピリンに変更となった。(また その際ネキシウムはタケキャブ20mgに変更指示あり。当日はタケルダ服用済みにて、バイアスピリンとタケキャブは翌日から開始するよう患者様へ説明。)
●合剤は配合成分に注意が必要で、類似薬重複の他、同成分重複による上限量超え(例えば ユニシアとアムロジピン単剤、メタクトとメトホルミン単剤 等)にも気をつけなければなりませんね。

②いつもの腎代謝科定期処方に臨時処方PL配合顆粒が追加されていた。
緑内障治療のため眼科通院中の方であり、処方医へ確認。
→受け取り来局されていたご家族曰く、症状はあまり強くないとのことだったため その旨医師へお伝えしたところ、薬剤変更ではなく処方削除となった。
●以前 眼科で初めてダイアモックス錠が処方された際、通常量ではあったが、腎代謝科を定期通院中だったことから問い合わせとなり、減量となった方です。

③6歳児に カロナール50%細粒 1回1g(成分量として500mg)/疼痛時 処方。
体重21kgとのことで、小児では通常10〜15mg/回(20kgで200〜300mg)であることを考慮すると、添付文書上 適宜増減の言葉はあるものの、20%細粒の可能性が考えられたため 問い合わせ。
→20%細粒に変更となった(指示量は1gで変わらず→成分量は200mg)。

④前回手持ちの3種(ミカルディス80mg 1T/1×朝食後、メトホルミン250mg 2T/2×朝夕食後、グリメピリド1mg 2T/1×朝食後)も一緒に分包した方。
今回手持ちはなく、処方箋中にミカルディスとメトホルミンがなかったため本人へ確認したところ、「血糖を下げる薬は変えて 朝だけにまとめると言っていたけれど、そういえば血圧のことは先生何も言っていなかった」(確かにメトホルミンがないかわりに 朝食後のジャディアンスが10→25mgへ増量となっていた)とのことだったため、処方医へ問い合わせ。
→ミカルディス処方追加となった
(その際メトホルミン中止、ジャディアンス増量についても念のため確認した)。
●前回指導記録に、手持ち薬3種も一緒に分包した旨きちんと入力されており、分包機でもその履歴があったため気づいた例です。
もしも 分包も鑑査も終わり、投薬直前に履歴を見てor投薬中患者様との会話で気づいた場合、更にお待たせしてしまうため、分包という時間を要する方の場合は特に注意が必要だと感じました。

⑤脳外科からの継続薬処方箋について、いつも屯用下剤(センノシドorピコスルファート内用液、あるいはその両方)も一緒に出ていたが、今回は定時服用薬の1種のみだったため、手持ちが十分であるか またはあまり使用していないのか、付き添いの介護者へ確認。
特にそのどちらでもなく、次回受診まで2ヶ月以上あくことから、むしろ前回(35日分に対しセンノシド10回分、ピコスルファート1本)の倍程度欲しい旨返答があったため、処方元へ問い合わせ。
→センノシド20回分、ピコスルファート2本処方追加となった。
●以前から何度か、循環器と脳外で処方重複(循環器の方が受診日が先行しているため、いつも脳外処方時にバイアスピリン等数種重複について問い合わせ後削除となっている)していた方であり、今回その重複はなかったものの、屯用下剤も一緒に削除された可能性も考えられたことから、声かけ確認→問い合わせとなりました。

《6月度分プレアボイド報告》

☆本店より4件
①欠品分ノボリンNフレックスペン1本(2本は会計時にお渡し済み)について、薬剤管理者である家族が受け取り来店。
未開封のうちは冷蔵庫内(奥は凍ってしまう可能性があるため、ドア側がオススメ)で、使用開始後は直射日光を避けて常温で保管するようお伝えしたところ、その保管方法は知らなかったため全て常温で保管していたとのこと。
→上記保管方法での対応をお願いした。
●当店の履歴にはないが、以前ノボリンRフレックスペンを使用されていた旨、薬歴にあり。
使い捨てタイプのペン型インスリン製剤使用経験があること、薬剤変更や 同時に処方された他剤の説明が優先となったであろうことから、投薬時に保管方法までは説明していない・できなかった可能性があります。
いつもの薬剤でも、患者さんは意外とできていないこと・間違っていることがあるため、時々1点ずつ確認してみる必要がありますね。

②施設入居患者の定期処方が、以前は酸化マグネシウム錠330mg 2T/1×夕食後だったところ、今回は1T/1×となっていた。
前回処方→入院→退院後は退院処方より服用→今回の処方 となっており、退院処方は入院前と同用法用量(酸化マグネシウム錠→マグミット の変更はあったが)だった。
退院処方は入院前と比べセンノシドが中止となっていたため、今回も下剤を更に減量した可能性もあったが、センノシド中止で便秘し易い状況でもあるため、問い合わせ。
→2Tへ変更となった。

③昼のコンプライアンスが不良な在宅患者に、継続分として オダノン30mg 3T,トラネキサム酸250mg 3C/3× 28日分処方。
いつも昼の残薬が朝夕より多いこと、処方箋を持参された家族より『止血剤は今回で最後にする、と先生が言っていた』との情報があったことから、家族に残薬を確認していただき(朝8包、昼33包、夕16包:朝夕は他剤と一緒になっている)、昼分なし(残薬から服用)かつ朝夕は20日分への変更を医師へ提案。
→上記処方へ変更となった。
毎食前服用の五苓散も58包残があったため、28→9日分へ変更となった。
●残薬調整を毎回するのはなかなか大変であり、残が多くなったタイミングで何回かに一度行うのが実情かと思いますが、このケースは今回の処方で終了予定の薬剤であったこと、特に昼の残薬が多かったことから調整に至りました。

④今回脳外科の処方箋を持参されたが、先に出ていた循環器の処方(バイアスピリン、ランソプラゾール、カルベジロール等)と一部薬剤重複。
→循環器では4/7に91日分出ており、患者様へ確認したところ 次回の循環器受診日まで薬剤が足りるため、問い合わせを行い、重複分の薬剤は処方削除となった。
●処方箋受け取り・入力を担当した事務職からの報告です。
この患者様は以前にも複数回同様の問い合わせをしており(入院中に一方の科が2科分まとめて処方していたが、退院後は再度2科それぞれ受診となった経緯によるものと思われる)、今回受付を介して医師より『次回も同じことが起こりかねないため、受診時に患者から医師へ今回の重複の件を申し出るよう、患者へお願いして下さい』と指示がありました。

☆西荻店より1件
耳鼻科・歯科からの同日付け処方箋を2枚持参され、耳鼻科からはメイアクトMS100mg 3T/3× 7日分、歯科からはトミロン100mg 3T/3× 3日分処方。
共にセフェム系抗生剤であり、通常一緒に服用することはないと思われたため、まずは患者から聞き取りを行った。
耳鼻科受診後に歯科を受診したが、その際耳鼻科で処方があったことを伝えていなかったとのこと。
後から受診され、かつ処方日数の少ない歯科へ問い合わせたところ、局所麻酔を使用した処置を行っており 抗生剤処方とセットでないと保険請求ができないことから、処方削除はできないとのこと。
系統の異なる(マクロライド系)クラリス200mg 2T/2× 3日分に処方変更となった。

《5月度分プレアボイド報告》

5月度分プレアボイド報告と、半期の統計です。

本店より1件
・DMにて血糖降下薬複数種服用中の患者様の処方を家族が受け取り来店。
服薬指導時 低血糖有無について問うと、時々あるようで、すぐに板チョコ1枚摂るようにしているが、すぐには効かず、体調回復まで時間がかかるとのこと。
→α-GI(セイブル)服用中にて、お菓子やジュースではなくブドウ糖で対応すべきであることを説明。

《半期の報告》
5/20までの半期分(実際に報告を開始したのが1月末のため、実質4ヶ月程度ですが)について、統計をとってみたので報告です。
グラフはかえって見辛くなると思い、箇条書きで失礼します。

本店:計28件
●当該者(報告者)
薬剤師:6名、事務:1名

●当該者が薬剤師の場合、経験年数
1年目:1件、2〜5年目:2件、10年目以上:
24件

●当該者のなごみ歴
1年目:23件、2〜5年目:5件

●発見時(1件に対し複数選択の場合があるため、計28を超えます)
処方鑑査,鑑査:各9件、服薬指導:7件、調剤:4件、在宅:3件、施設:2件、受付,処方入力:各1件

●発端(1件に対し複数選択の場合があるため計28を超えます)
PC:18件、処方箋:6件、お薬手帳:3件、患者との会話,その他(ヘルパーや訪看からの相談):各2件、患者の訴え,患者の症状:各1件

●原因(1件に対し複数の場合があるため計28を超えます)
重複:5件、用法:4件、同種同効薬重複,併用注意,誤処方,その他(患者の希望、残薬あり等):各3件、処方漏れ,禁忌:各2件、副作用,剤形,特殊な状況(腎機能低下等),併用禁忌:各1件

●ケア
処方削除(うち1件は残薬調整時の処方日数変更も伴う):11件、用法変更,服薬指導:各4件、薬剤追加:3件、薬剤変更,薬剤減量:各2件、薬剤中止,剤形変更:各1件

●重複投与・相互作用等防止加算:8件

西荻店:計5件
●当該者(報告者)
薬剤師:2名

●当該者が薬剤師の場合、経験年数
2〜5年目:3件、10年目以上:2件

●当該者のなごみ歴
1年目:2件、2〜5年目:3件

●発見時(1件に対し複数選択の場合があるため、計5を超えます)
服薬指導:4件、鑑査:3件、処方鑑査,その他(不足薬お渡し):各1件

●発端(1件に対し複数選択の場合があるため計5を超えます)
患者との会話:4件、患者の訴え,その他(初回アンケート):各1件

●原因
その他(アレルギー,患者の希望等):3件、誤処方:2件

●ケア
薬剤変更:3件、用法変更:2件

●重複投与・相互作用等防止加算:8件

※本店では同一薬剤及び同種同効薬の重複による処方削除が多いようですが、発端は圧倒的にPCが多いため、しっかり薬歴を確認することが大事ですね。
これなら経験年数によらず、1年目の方々も今後報告につながるのではないかと思います。
また、お薬手帳をたまたま持参されなかった場合、前回の服薬指導記録中 併用薬欄を参考にするため、やはり投薬前のPCチェックのみならず、投薬後にきちんとした記録を入力する(次回参照に役立つ内容を)ことも大事だと感じます。
西荻店では患者との会話から薬剤や用法の変更になるタイプが多いようで、お渡しするお薬の内容はもちろん、併用薬や個人の嗜好等(時には一見無関係と思われる日常会話も)ききとりが重要だと感じました。

日々多忙故、皆さん報告書を記入していないケースもあるかと思います。
今後のためにも、ぜひぜひ沢山の報告をお待ちしています。

《平成29年4月度分プレアボイド報告》

本店より8件、西荻店より1件報告です。
長文失礼致します。なごみ薬局での取組みが素晴らしかったので一部ご紹介させていただきます。患者さん視点で、薬害を防ぐ専門家として今後も日々精進していきたいと思います。
また、ブログとして外部と共有することで、一人でも同じミスで副作用や健康を害すことが無いように、発信していきたいと思います。
※プレアボイド報告書について、詳細はなごみ薬局HPの1/27付けのブログにあります。

★本店★
①施設の患者様に、3/23フロセミド20mg 2T/2×朝昼 14日分 臨時処方あり。
ちょうど前日に同内容の定期処方2週間分納品したばかり(処方箋の日付は3/13)であり、今回の臨時処方は増量分かどうか、遅い時間で医師不在の可能性が高かったこともあり、まずは 処方医からの指示有無について施設看護師に確認。
→定期処方が出ているのに気づかず看護師が医師に処方依頼したものとのことで、処方削除となった。
●履歴画面上前回処方は3/13付けにて、3/23の同内容処方は前回処方と数日分重複するものの、継続分と捉えてしまうところだったのですが、たまたま次回定期用に準備されていた前回処方箋が3/13付けであり、前日が納品日だったことから もしや…と思い、連絡しました。
施設の定期処方は処方日と 納品日や実際の服用開始日にずれが生じているため、同内容の処方がきた場合、継続分か増量分か重複なのか、非常にわかりにくいのですが、参考までに 定期処方の処方日と納品日の差でいうと、目安として10日程度タイムラグがあります。

②施設患者様にPL配合顆粒の臨時処方が出たが、薬歴上ラタノプロスト点眼液を継続使用中であることに気づいた。
→施設看護師に診断名(高眼圧症or緑内障)を確認、緑内障だった(PL禁忌に該当)ため、その旨処方医へ報告。
処方削除となった。

③ ②と同内容(薬歴上使用薬はザラカム配合点眼液)。
●緑内障の型によっては禁忌に該当しないという薬剤もありますが、PLは特に型の指定なく「緑内障」全般 禁忌です。

④在宅患者様にかかりつけ医療機関から定期処方が出たが、今回バイアスピリン・ザンタック・メチクールは処方なし。
処方医へ問い合わせたところ、他の病院に入院されていた経緯があり、翌日 退院後初の外来受診予定があるため、上記3剤はその病院で処方してもらうように、との指示(確かに脳神経外科に入院されていたのであれば、そちらでの処方が妥当と思われる)。
翌日 病院受診後に受けた処方箋には、上記3剤について バイアスピリンしかなかったため、前日のかかりつけ処方医からの指示報告を含め、病院の処方医へ確認。
→ザンタックの代わりにファモチジンOD(入院中はこちらを服用されていた)が追加となった。
メチクールは脳外的には不要であり、必要があればかかりつけに処方してもらうようにとの指示が出たため、その旨かかりつけへ報告。
かかりつけからも処方なしでOKとの回答を得たため、その旨 薬剤管理者であるご家族へ伝達した。
●バイアスピリン服用時は、それに伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制目的でH2-blocker(ザンタック、ファモチジン等)やPPIが処方されることも多いため、処方がなかったことで確認に至ったケースです。

⑤アドエア500ディスカス 1日2回、1回2吸入で処方。
500であれば通常1回量は1吸入であり、添付文書上適宜増の記載もないため、問い合わせ。
→1回量は1吸入に変更となった。

⑥施設の患者様に、タケキャブ20mg 1T/1×朝食後、セルベックス50mg 3C/3×(後発薬セルテプノンで調剤) 6日分 の臨時処方が出た。
履歴上、他医療機関より長期処方で ファモチジンOD10mg 1T/1×眠前、レバミピド100mg 3T/3×あり。
→他医療機関処方分はまだ服用中であること、臨時処方について 切り替え等特に指示はなかったことを施設スタッフに確認。
臨時処方の処方医へ 他医療機関より処方の上記類似薬2剤服用中である旨報告したところ、臨時処方を優先するよう指示あり。
よって、臨時処方服用中はファモチジンODとレバミピドを抜くよう、施設スタッフに電話連絡し、納品の際同様の文書を添付した。
●今回の『他院長期処方』は2月下旬に70日超処方されたもので、PC上履歴がかなり前に埋もれている状態でした。
症状の安定した慢性状態だと3ヶ月に一度という処方も多いため、その後臨時処方や2週間単位の定期処方がかさむと、薬歴初期画面(薬剤師が名前検索で患者様個人のページを開いた状態)からだいぶ前に遡って履歴をみないと、併用薬チェックが不十分になります。
自分の目で履歴を遡ってみるのはもちろんですが、直前処方のSOAPで併用薬情報として『◯月X日処方歴参照』と記載されていると 遡る目安になりますので、2週間定期処方のSOAP入力時に併用薬欄記載を工夫しておくとよいかと思います。
以前のプレアボイド報告でも同様のコメントを記載しましたが、ここ1ヶ月で新規入職の方々が複数人いらっしゃるため、再度記載しています。

⑥在宅の患者様に、往診医が以前から酸化マグネシウム500mg 3T/3×処方。
本人からの訴えで別の病院の医師がマグミット330mg 2T/1×夕食後を追加。
添付文書上 2000mg/日の上限があるため、病院の医師に問い合わせ。
→マグミット250mg 2T/1×夕食後(往診医処方分と合わせて2000mg/日)へ変更となった。
往診医にも増量となった旨報告。
●酸化マグネシウムは、血圧低下を伴う高マグネシウム血症で死亡例が出たことから、2015年に注意喚起が出ていますので、長期高用量では注意が必要です。
特に高齢者では、腎機能低下から高マグネシウム血症に陥る危険が高くなるため、より一層注意が必となります。
今回の患者様もかなり高齢の方でした。

⑦ミノマイシン100mg 2C/2×、セフゾンカプセル100mg 3C/3×と、同一処方箋内に抗生剤2種あり。
患者様より 胃薬を処方されたと話があったが、胃薬は処方なし。
→処方医へ問い合わせたところ、セルベックスカプセルを処方したかったが、誤ってセフゾンカプセルになってしまったという経緯が判明。
セフゾン→セルベックスに変更となった。
●抗生剤は系統・場合によっては2種併用することもありますし、抗生剤が処方されたからといって胃薬の併用が必須なわけでもありませんが、患者様とのやりとりで胃薬の件聞き取りができたことで正しい処方が判明しました。

⑧ナゾネックス継続分処方時の投薬にて、患者様との会話から、1日2回 1回1噴霧で使用していることが判明。
→1日1回 1回2噴霧であることを指導した。
●吸入薬や点鼻薬は、1日の回数と1回の吸入数・点鼻数があるため、混同されている患者様はわりと多いのではないかと思います。
局所用の薬剤でも過量では副作用の、少量では効果不十分の懸念があるため注意が必要です。
また、この場合『各鼻腔に2噴霧ずつ』にて、1日で4噴霧分使用が正解となります。

★西荻店★
炭酸リチウム200mg 2T/2×朝食後,眠前だった患者様が、今回の処方箋では200mg 1T/2×朝食後,眠前指示へ。
→前回来店時『眠気があるから、次受診したら量が減るかも』と話していたため減量自体は問題ないが、100mg 2T/2×となっていない(粉砕の場合の情報だが、原薬が強アルカリであり苦味が強いことから、半割ではなく100mg錠を使う方が妥当と思われる)ため、医師からどのような話があったか患者様へ確認したところ、眠前1回の可能性が高かったため問い合わせ。
→200mg 1T/1×眠前 に変更となった。