第8回アイケアユーCafe 介護旅行でつながらナイト!

本日は第8回アイケアユーCafeを開催させていただきました。

まずは、参加者アイケアユー介護福祉士 酒井さんの素晴らしい振返り。

「出来ない、ではなく自分が相手のためにやりたいかどうか」

2017/9/19
アイケアユーカフェに参加しました。
今回のゲストは日本旅行介護士協会の加藤信一さんです。

加藤さんの話しを何回か聞いていて、その度に思うのはこの旅行介護サービスは本人や家族も介護士も救われるサービスだと思います。

介護を仕事にする人は大抵は「目の前の人に喜んでもらいたい」という気持ちからこの業界に入って来たはず。

けれども施設の環境(極度に安全を求める職員・管理者層)、介護保険制度(例えばデイサービスだと6時間とか施設内に居ないとお金が貰えません。)に縛られてその人のニーズを掬えない環境があります。

外出サービスは仕事の時間外でボランティアでやるのは違う、正当な報酬は頂くべき仕事だと私は思います。
他の仕事と同じように、相手のニーズを満たしているのだから。

このサービスを利用する事で、今まで介護が必要だから、と何処にも行けない祖父母の前で旅行の話しが出来なかった家族がお互いの旅先の話しをするようになったり、気持ちにハリが出て健康を取り戻す人が大勢います。
それは6年の活動の中で1500人がこのサービスを利用した結果からもわかります。

「旅行に行きたい人がいるのになんでやらないの?それが悔しかった。」と言う加藤さんの言葉が印象的でした。

挑戦せずに諦めて「あんなの出来っこない」と評論家になる人が多い中、加藤さんは続けました。
「誰もやった事が無いという名のトンネル」に入り、トンネルを掘り続ければ路が開けると信じて。

 〜渡邊 介護旅行を振り返らナイト!〜

スペシャルゲストに加藤信一さんをお迎えして、介護旅行の実態についてお話いただき、加藤信一さんという「人」そのものを掘り下げようと質問を重ねてみました。
高校が一緒で、保険外の外出支援を志し、悔しい想いをバネに今まで続けてこられた。
約1500名もの笑顔がこのビジネスの存在意義を立証していました。

ぷちパネルで、思わず、なんでこんなことをやっているのですか?保険外なんて無理だ、儲からない、安定しない、続けられない、だから誰もやってないのに、、。
なぜ、全てを捨ててまで、そこまで他人に貢献できるのか。
(初めて、打合せした時も、思わず聞いてしまいました)
「笑顔がみたいから。元気にしたいから。」一度やったら辞められない。安全性に配慮しつつ専門性の高いハイクオリティサービス。一つ一つ丁寧に依頼者からの感謝を拾っていく、だから続けてこられた。利用者の想いに応えられなくて、悔しい思いをもう二度としたくないから。だからやっている。だから一歩踏み出した。これを広げていかないと世の中が良くならないんだ。
今日のたった2時間では、参加者の誰もが帰ろうとせず、薬店は複雑性マックスのカオス状態となっていました。


加藤さんを一言でいうと、南アフリカの元大統領・ネルソン・マンデラそのものだ、彼の本からある言葉を参加者にシェアしました。「ウブントゥ」です。私たちは、他者を通してのみ存在できる。という、アフリカにある概念です。他の人々のお陰で、今日のワークショップもすごいものになったし、みんなのお陰で日本は少しずつ変革(維新)していく。
信念の下、過激なまでに不屈の精神で他者に貢献し続け、ついにはアパルトヘイトを撤廃するあの感覚を、純粋に誠実な人柄である加藤さんを中心に感じたはずです。

参加者の中には、訪問看護師に新卒で踏み出そうとする方、介護タクシーの方、ぶらタモリさせたい作業療法士、車椅子になっても介護に関わる素敵な方、介護旅行をさせたいご家族、訪問薬局、脳内旅行をさせる臨床美術士、初参加の方にもアイケアユーの「一歩踏み出す」こと、インスピレーションが湧く場所として認識していただけたら嬉しいです。どうせ死ぬなら、死ぬほど学び、行動、仲間、そして、立志しよう。

最後に、「失敗」とは、人生の最後に後悔すること。スタンフォードのデザインスクール、ティナ・シーリングの言葉。最期に後悔しないよう旅行介護を通して、QOLを劇的に改善させる今日のお話ではありましたが、自分達こそも時間の有限性を意識して、失敗のない人生を、一日一生、日に新たに積み重ねていくことをコミットさせていただきます。
職種や資格にとらわれるな、他人の課題を背負うな。自分達は、やりたいことをやって、地域のために、人を大事にすることで稼ぐ。どーせ無理だと言うあんたは、最後までやったことがあるのか?足の引っ張り合いは、もういい加減やめよう。情報を横に流すのではなく、価値を生み出す組織、人になろう。
今日感じたのは、必ず、アイケアユーから、日本の未来を変える人材が生まれるはずだ、ということです。
貴重なお時間を割いて頂き、ご参加いただきました加藤さん皆様と対話を通して「魂が震えるような体験」をさせていただいたことに、心より感謝申し上げます。有難うございました!らぶちゃんのグラレコおみやげ感謝です!

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