<「GE使用率」について>

ざっくりとした なんとなくの知識しかなかったため、今回GE使用率とは、ということを調べてみました。
自分の知識の定着のためにアウトプットしつつ、せっかく調べたことなので社員間で情報共有できたらと思い、投稿します。
既にご存知の方々もいらっしゃるかとは思いますが&長文ですみませんが、お時間あるときに目を通していただけたら幸いです。
(※2017.7.10時点で投稿)

●加算
「調剤基本料の加算」における「後発医薬品調剤体制加算」について、本店では規格単位数に占める割合(施設基準として、過去3か月の医薬品の調剤数量のうち、後発医薬品の調剤数量の割合)が「65%以上」に該当することから、「後発医薬品調剤体制加算1」=18点を算定している。
ちなみに西荻店では75%以上であるため、「後発医薬品調剤体制加算2」=22点を算定。

●国の目標、過去の変更
厚労省が掲げる後発医薬品の普及率目標(2016年度末までの目標が「60%以上」だった)
:2017年中頃までに70%以上、2018年度~2020年度末までのなるべく早い時期に80%以上
2015年度まで「55%以上」=18点、「65%以上」=22点だったが、2016年度の診療報酬改定により、点数は据え置きで%が引き上げられている。
→今後も同様に、点数据え置きでの%のみ引き上げ ということがあるかもしれない。
診療報酬改定は2年に一度行われており(次は2018年度)、改定の度に条件が厳しくなることが予想される。

●「後発医薬品の数量シェア(置換え率)」の計算方法
後発医薬品の数量シェア(置換え率)
=【後発医薬品の数量】/(【後発医薬品のある先発医薬品の数量】+【後発医薬品の数量】)
=【3で分類される品目の数量】/【2で分類される品目の数量】+【3で分類される品目の数量】
1:後発医薬品がない先発医薬品(後発医薬品上市前の先発医薬品等)→計算式に関与しない
2:後発医薬品のある先発医薬品
(先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない場合を含む)
3:後発医薬品

※ただし、下記薬剤・処方は計算から除外
a) 2(後発医薬品のある先発医薬品)のうち、後発医薬品と同額又は薬価が低いもの
Ex.)採用薬では メトグルコ錠250mg
b) 3(後発医薬品)のうち、先発医薬品と同額又は薬価が高いもの
Ex.)採用薬では メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「トーワ」
(H28年度の薬価改定で、先発医薬品であるメトグルコ錠250mgの薬価が下がり、後発医薬品と同薬価になったため)
c) 経腸成分栄養剤、特殊ミルク製剤、生薬、漢方製剤、その他の生薬および漢方処方に基づく医薬品
d) 準先発品(昭和42年9月以前に承認・薬価収載された医薬品のうち、薬価差のある後発医薬品があるもの(内服薬・外用薬に限る))
e)基礎的医薬品(H28年の薬価改定より新設。薬価収載より25年以上経過し、かつ汎用され先発医薬品でも後発医薬品でもない医薬品:アスピリン、アレビアチン散、チラーヂンS錠等)
f)公費単独処方 Ex.)生保

<ポイント>
① 1(後発医薬品がない先発医薬品)は式に含まれていないため、新薬のような先発医薬品(後発医薬品が世に出るタイミングは、先発医薬品製造販売開始後10年経過時が一般的)はいくら使用しても関係ない。
Ex.)ネキシウムカプセル、エリキュース錠 等
②数量ベースである→内服薬錠剤であれば、1回の服用数量が多く、1日の服用回数も多く、かつ処方日数の長いものから切り替えた方が置換え率のプラス側への変動が大きい。
(結果が出やすい)
Ex.)ウルソ100mg錠 6T/3×毎食後 90日分 を後発医薬品とした場合、6T/日×90日=540T の後発医薬品使用となる
③計算には薬価収載における規格単位が使用される
Ex.)液剤、散剤、外用剤のカウント方法
ヒアレイン点眼液0.1%:398.50円/瓶
(当店採用の後発薬:ティアバランス点眼液0.1%)
→1瓶処方時に後発医薬品への変更で数量「1」(錠剤で言えば1T相当)
リボスチン点眼液0.025%:131.90円/mL
(当店採用の後発薬:レボカバスチン点眼液0.025%「サワイ」)
→1瓶(5mL)処方時に後発医薬品への変更で数量「5」(同じく5T相当)
ヒルドイドソフト軟膏:23.7円/g
(当店採用の後発薬:ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「日医工」)
→100gで「100」(100T相当)
軟膏では 他に薬価が○円/10g というもの、水剤では△円/mLと□円/10mL等、
同剤形でも薬価単位が異なるものもある。
つまり、ヒアレインとリボスチンが同じ処方量であれば、リボスチンを後発医薬品へ変更した方が貢献度が高い。
④分母は受け付けた処方箋内容により決まるため、どの医療機関の処方箋でも受け付ける旨をうたっている一般の保険調剤薬局では、分子を大きくするしかない。
「今迄後発医薬品が存在しなかったため先発医薬品で調剤していたが、最近後発医薬品が誕生したのを知らずに今迄通りの薬剤で調剤した」となると、今迄計算式に関わらない薬剤だったものが、急に分母(後発医薬品ありの先発医薬品)に入ってきてしまうため、置換え率の低下を招いてしまうことに注意。
特に今年は 6月にミカルディス(テルミサルタン)やエビリファイ(アリピプラゾール)、セイブル(ミグリトール)の後発医薬品が薬価収載・販売開始となり、今後もクレストール(ロスバスタチン)やオルメテック(オルメサルタン)も特許切れで後発医薬品が出てくる予定であるため、ただでさえ分母が大きくなってしまう状態。
該当薬剤の後発医薬品への切り替えに着手する必要がある。
また、2年に一度 薬価改定があり、前出のメトグルコの件のように、「先発医薬品の薬価が後発医薬品レベルまで下げられた」となると、該当する後発医薬品は式から除外されてしまうため注意。
今迄偶数年(直近では2016年)に薬価改定が行われていたが、2018年度からは毎年になる予定。
⑤A医院の処方や、先発医薬品名で記載され かつ変更不可にチェックの入った処方では、後発医薬品への変更ができない。
⑥透析の方達は公費単独ではないため、先発医薬品→後発医薬品への切り替えにより%が変わる。

ジェネリック薬品 ⇒ 粗悪品というメディアの偏向報道があります。
ジェネリック薬品の中にはそういったものもあるのかもしれませんが、生物学同等試験を行い、先発より新しい工場で、優れた基剤を使ったものや剤形の工夫をされたものがほとんどです。
しっかり勉強して、患者さんにとって価格だけでなくメリットが多いものは、ご説明をし変更を提案していきたいです。
なごみ薬局は、未来の子供たちに医療費の負担を背負わせてはいけないと思っています。

 

引用:80%目標の具体的な達成時期については、平成29年6月の閣議決定において、「2020年(平成32年)9月までに、後発医薬品の使用割合を80%とし、できる限り早期に達成できるよう、更なる使用促進策を検討する。」と定められました。
http://www.mhlw.go.jp/…/iryou/kouhatu-iyaku/index.html

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