妊婦・授乳婦の薬物療法について

妊婦・授乳婦の薬物療法について vol.2
『マイナートラブル〜便秘編〜』 H30.4.2

【マイナートラブルとは…】 治療が必要となるような状態ではないが、 妊娠中に起こる不快症状のこと。

【なぜ便秘になるのか】 ホルモンバランスの変化や子宮増大の圧迫 により、大腸の動きが緩慢になるため。 いきむとお腹の張りにつながってよくない ので、妊婦に便秘は大敵です。

【治療薬】
→酸化マグネシウム、ピコスルファート 基本はこの2剤です。ほとんど吸収されないので妊婦、授乳婦には安全です。 では、センナ類(アローゼン、プルゼニド)は?
→原則禁忌です!
大量に服用しないよう指導すること (子宮収縮を誘発し、流早産の危険性があるため)

〜原則禁忌とは?〜 投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること。
妊婦、授乳婦の薬物療法を検討する場合、より安全でデータのある薬が他に あるのであればまずはそちらを使用するのが基本です。
※ ちなみに添付文書の『原則禁忌』の項目は、位置付けの理解が人によって ばらつきがあるため2019 年4 月から廃止となり、新設の『特定の背景を 有する患者に関する注意』の項目に記載されるようです。

・ダイオウを含む漢方(大黄甘草湯など)
→禁忌としての記載はありませんが、「妊婦 又は妊娠している婦人には投与しないこと」の記載があり、禁忌相当と考えられます。 (子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性があるため)

服薬指導でのポイント
体重増加やむくみを気にして、水分摂取を控えめにしてしまう妊婦さんもいます。 しかし妊婦さんは血液量が増えるため、普通以上に水分補給が必要です。 便秘を解消するためにも、こまめな水分摂取を勧めてください。

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